本日よりカタールのドーハにて始まりました世界選手権大会初日の結果を報告いたします。
48kg級
角田夏実:優勝(3連覇)
2回戦
角田◯一本勝(腕挫十字固) LABORDE(アメリカ)
世界選手権3位の実績を持つ元キューバのベテランとの対戦は、お互い組み手を探り合う展開で両者に組み合わないとの指導が与えられます。続いて角田が巴投を掛けますが、体を捻られてポイントには至りません。その後、相手が掛け潰れたところをうまく寝技に持ち込み、最後は腕挫十字固で一本を奪い、初戦を突破しました。
3回戦
角田◯一本勝(合技:浮技+巴投) MENZ(ドイツ)
前回の世界選手権決勝を戦った相手との対戦は、序盤から巴投を主体に攻めます。相手も警戒して、腰を落として防御しますが、そこを浮落に変化して、技ありを先取します。寝技でも攻める展開となりますが、足が抜けず、待てとなります。その後、再度、巴投で技ありを奪い、合技による一本勝ちで準々決勝進出を決めました。
準々決勝
角田◯一本勝(腕挫十字固) SCUTTO(イタリア)
2021年の世界ジュニアチャンピオンとの対戦は、お互い激しい組み手争いとなり、両者に組む合わないとの指導が与えられます。その後、角田が小内刈や小外刈、巴投などで攻め、相手に2度目の指導が与えられます。徐々にペースを握り、再度、巴投に入って技ありを奪い、そのまま腕挫十字固に極めて、準決勝にコマを進めました。
準決勝
角田◯一本勝(片羽絞) PONT(フランス)
3大会連続でグランドスラムを制して波に乗る相手との対戦は、序盤から角田が巴投を軸に技を出します。中盤に差し掛かるところで巴投で技ありを先取します。その後も角田がペースを握って攻め込み、最後は片羽絞で一本勝ちし、決勝進出を果たしました。
決勝
角田◯一本勝(巴投) BOUKLI(フランス)
ワールドランキング1位の選手との対戦は、開始早々、相手の捨身技を凌いだところを抑え込みます。しかしここは不十分で逃げられます。その後も間合いを詰めてくる相手に対して、上手く間合いを取りながら、巴投や小外刈などを軸に攻めます。最後は見事な巴投で一本を奪い、オール一本勝ちでの世界選手権3連覇を達成しました。
SBC湘南美容クリニックとしては初、そして了徳寺時代から数えると9個目となる世界選手権での金メダルとなりました!