2023年 講道館杯全日本体重別選手権大会初日結果報告

本日行われました講道館杯全日本体重別選手権大会初日の結果を報告致します。

48kg 級

馬場彩子:2回戦敗退

1回戦

馬場◯GS優勢勝(浮落) 門出(福岡大学)

序盤からお互い積極的に技を掛け合う中、馬場に指を握ったとの指導が与えられます。その後も激しい組手争いが続く中、馬場に不可解な片襟指導が与えられます。試合はそのままGSに突入します。最初の展開で相手の立ち上がり際に上手く浮落に合わせて、初戦を突破しました。

2回戦

馬場 一本負(小内刈)◯宮木(日本大学)

開始から、積極的に間合いを詰めて攻撃を仕掛けます。間合いを取りたい相手と激しい攻防が続きます。互角の戦いが続く中、良いタイミングで小内刈に入られ、上位進出はなりませんでした。

52kg級

藤本彩月:初戦敗退

1回戦

藤本 GS一本負(片手絞)◯横田(東海大学)

昨年2位の横田との対戦は、序盤、藤本がペースを握って攻め込み、相手に指導が与えられます。その後、藤本に場外と掛け逃げの指導が与えられ、勝負はGSに突入します。GSに入ってお互い攻め合う中、藤本が一本背負投を掛けた後に片手絞に移行され、悔しい初戦敗退となりました。

63kg級

鍋倉那美:7位

都留麻瑞:初戦敗退

1回戦

鍋倉◯一本勝(横四方固) 三谷(帝京大学)

序盤から鍋倉がペースを握って攻撃し、相手に指導が与えられます。その後、鍋倉の隅返を相手の技ありと宣告されますが、取り消されます。次の寝技にチャンスをしっかりと逃さず、横四方固にきめて、初戦を突破しました。

都留 GS優勢負(大外刈) ◯矢澤(東海大学)

お互い積極的に技を出し合います。膠着したところで両者に指導が与えられます。その後、都留が先に先に技を出し、相手に2度目の指導が与えられます。そこからお互い攻め合う展開となり、勝負はそのままGSに突入します。GS突入後も同様にお互い攻め合う展開が続き、徐々に相手の技が繋がり、都留にも2度目の指導が宣告されます。技を掛け合う中で払腰で大きく崩しますが、ポイントには至りません。続く展開で都留が一本背負投を掛けたところを大外刈に合わされ、初戦敗退となりました。

2回戦

鍋倉◯一本勝(合技:大外刈+隅返) 木村(比叡山高校)

開始早々、大外刈で技ありを先取します。その後、組み勝ち、相手に防御姿勢との指導が与えられます。続けて、隅返で技ありを追加し、合技で準々決勝進出を決めました。

準々決勝

鍋倉 優勢負(大内刈)◯島田(ALSOK)

序盤からお互い攻め合う大会が続き、中盤に、相手の大内刈で、技ありを許します。その後、挽回せんと攻め込みますが、追いつくまでには至らず、終了間際に相手に指導が与えられたのち、ここで敗れ、5位・7位決定戦に回ります。

5位・7位決定戦

鍋倉 GS反則負(指導3) ◯土井(JR東日本)

序盤、袖口を絞った相手に指導が与えられます。鍋倉が先に技を出す形で試合が進みますが、組み手争いが続いたところで両者に指導が与えられます。勝負はGSに突入し、引き続き、鍋倉が先に技を出していく展開が続きます。しかしながら、途中、組み際で掛け潰れたところで鍋倉に掛け逃げの指導が与えられ、指導でも並びます。その後もお互い死力を尽くして掛け合いますが、再度、鍋倉に掛け逃げの指導が宣告され、悔しい敗戦となりました。

78kg超級

児玉ひかる:3位

高橋瑠璃:優勝

2回戦

児玉◯GS反則(指導3) 吉峰(大阪府警)

序盤から児玉が優位に進め、相手に肩襟の指導、掛け逃げの指導が与えられ、勝負はそのままGSに突入します。GSに入っても児玉が優勢で、最後は相手に消極的との指導が与えられ、反則により、初戦を突破しました。

髙橋◯一本勝(横四方固) 波多江(日本大学)

序盤に、支釣込足で崩して、そのまま横四方固にきめて一本勝ちし、初戦を突破しました。

準々決勝

児玉◯GS優勢勝(小外刈) 井上(警視庁)

お互いがっぷり組み合う展開の中、児玉が技を出しますが、ポイントを奪うまでには至りません。両者に消極的との指導が与えられた後、勝負はGSに突入します。徐々に児玉のペースとなり、先に先に技を出し、相手に2度目の指導が与えられます。続けて、うまく小外刈を合わせて技ありを奪い、準決勝にコマを進めました。

髙橋◯GS反則(指導3) 井上(佐賀商業高校)

序盤、高橋が自分の形になり、相手に防御姿勢との指導が与えられます。その後お互い攻め合うもポイントを奪うまでには至らず、勝負はGSに突入します。GS突入後、直ぐにお互い組み合えないところで両者に指導が与えられます。徐々に高橋の形になって攻め込む場面となり、最後は相手に消極的との指導が与えられ、準決勝進出を決めました。

準決勝

髙橋◯GS反則(指導3) 児玉

同門対決となった準決勝戦は、両者指導を2つずつ受けた後、勝負はGSに入ります。ここでもお互い譲らない展開となりますが、延長7分に差し掛かろうとしたところで高橋が技を繋ぎ、児玉に消極的との指導が与えられ、高橋が決勝にコマを進めました。

決勝

髙橋◯GS反則(指導3) 瀬川(ALSOK)

お互い組手に拘りながら技を出し合いますが、膠着したところで両者に指導が与えられます。その後、高橋が技を繋いで攻撃し、相手に2度目の指導が与えられます。勝負はそのままGSに突入します。ここから総力戦となり、お互い攻め合うも投げるまでには至らず、勝負は合計10分を超える戦いとなりました。最後は両者に指導が与えられ、相手には3度目の指導となり、高橋が接戦をものにして、嬉しい初優勝を飾りました。