応援の力❗️

27日から開幕したパリオリンピックでは、ご存知の通り、初日に出場した角田夏実が金メダル、永山竜樹が悔しい敗戦の後、気を取り直して銅メダルを獲得してくれました。

2人ともここに至るまでに多くの怪我や葛藤に直面しながらも、本当によく頑張ったと思います。そんな2人と共に戦ってこれたことに感謝しかありません。

さて、その後も、柔道競技は続いていますが、テレビをご覧になられている方はお分かりの通り、フランスでの柔道人気は凄まじいものがあります。大会会場には連日溢れんばかりの観客が集まり、特にフランスの選手が登場すると、隣の人との会話も全くできなくなるほどの大歓声が会場中に響き渡ります。

この盛り上がりの中で試合をするのは大きなプレッシャーを感じると共に、大きな後押しとやりがいも感じるだろうなあと思いました。

3年前に東京オリンピックを運営した側の者としては、唯一の心残りが観客を入れることができなかった点です。コロナ禍で大会を開催するには仕方なかったことですが、満員の日本武道館で試合ができていたらと思い出す度に心残りとなっています。

ただ今回のパリでの盛り上がりは、今大会分だけでなく、東京分を満たしてもまだお釣りがでるくらいの凄さとなっています。

一柔道家として、日本でもフランスのような盛り上がりをみせる柔道界となるよう、今後も頑張っていかねばと思いました。

今日で柔道競技も折り返しとなります。

少しでもこの後に出場する選手たちの活躍につながるよう、応援に励みたいと思います。

山田利彦