男梅・石井です.
いきなり真面目に.
2107年1月から国際柔道連盟試合審判規定が改正されて
運用されています.
審判規定の改定の理解は
追いついているでしょうか.
誤った情報や個人の解釈が伝えられて
混乱を招いているように思います.
これは,
情報大洪水時代の現代において
多くの方に情報リテラシーの向上が求められていることを
示しています.
さて,3月19日付で
「標準的でない組み方(クロスグリップ、片襟、
帯を握る行為、ピストルグリップ、ポケットグリップ等)の場合,
直ちに攻撃しなければ「指導」が与えられる.」
は復活しました.
私は,2017年2月のGSパリやGPデュッセルドルフの
簡単なスタッツをまとめて
改正前後の大会傾向の変化を分析をしています…が,
2月のデータも今や昔です.
生きた魚を素早く処理して
調理しなければ,食べられなくなってしまうように
情報(データ)も素早く処理して
分析しなければ,使いものになりません.
今回の改正は,
「より明快さとダイナミックな動きをもたらす」
ことが期待されていましたが,
旧ルールと比べて
一本の割合(反則負けを除く)は減少
ゴールデンスコアは急増する結果になりました.
(グラフあり)
GSパリ後には上記の結果を受けて
→しかるべきタイミングで
適切な「指導」を与えること
→4分(本戦)の試合時間内に
決着することが理想
という指導がなされたようです.
GPデュッセルドルフの審判の
申し合わせにおいても同様の内容が
伝えられて審判員の判断にも影響を与えています.
ですので,
「組んでから攻撃を仕掛けるまでの時間を
45秒に延長し」は
ぼんやりと見ておいた方がよいでしょう.
(厳格に適用はされないでしょう)
しかしながら,こういった情報も
GSバクーを終えて,
握り方の部分に関して変更が行われたように
もはや古い情報になります.
4月,5月になれば
使い物にならないでしょう.
真の情報を得るには
情報リテラシーを高めておくことが必要です.
さて,新たな分析を始めましょーかね
カタカタカタカタ…