本日行われましたワールドマスターズ・ブダペスト大会2日目の結果を報告致します。
73kg級
大吉 賢:初戦敗退
1回戦
大吉 GS優勢負(背負投) ◯BUTBUL(イスラエル)
組際から先に先に技を出してくる相手の攻撃を受け、大吉に消極的との指導が与えられます。その後も同じ展開が続き、3分過ぎに2度目の指導を受けます。終盤、下履を掴んだとの指導が相手に与えられ、勝負はGSに突入します。展開は変わらず、大吉に組み手を与えず、組み際から技を出す相手にペースを握ることができず、最後は前に出たところに背負投を合わされて技ありを奪われ、悔しい敗戦となりました。
63kg級
鍋倉那美:7位
1回戦
鍋倉◯一本勝(合技:肩車+裏固) KRSSAKOVA(オーストリア)
序盤から激しい組み手争いが続き、両者に組み合わないとの指導が与えられます。同様の展開が続き、終盤に中途半端に掛け潰れた鍋倉に、掛け逃げの指導が与えられます。終了間際に変則の肩車で技ありを奪い、そのまま裏固で抑え込み、合技で初戦を突破しました。
2回戦
鍋倉◯GS優勢勝(横四方固) RENSHALL(イギリス)
現世界ランキング1位との対戦は、お互い激しい組み手争いの中で技を出し合う展開が続きます。3分経過後、一度、膠着したところで両者に指導が与えられます。勝負はそのままGSに入ります。延長突入後、鍋倉が小内刈で大きく崩しますが、ポイントにはあと一歩届きません。その後もお互い一歩も引かず、攻め合う展開が続きます。本戦同様に膠着したところで、2度目の両者への指導が宣告されます。本戦、延長合わせて8分に差し掛かろうかというところで、鍋倉が攻撃後に上手く寝技に移行し、横四方固めがっちり決めて、準々決勝進出を決めました。
準々決勝
鍋倉 優勢負(小外掛)◯AGBEGNENOU(フランス)
東京五輪、そして現世界チャンピオンのAGBEGNENOUとの対戦は、鍋倉が序盤から組際の技を出し、相手に消極的との指導が与えられます。その後、残り一分になろうかというところで、鍋倉の軸足への小外掛で崩され、技ありを奪われます。その後、挽回せんと攻撃しますが届かず、ここで敗者復活戦に回ります。
敗者復活戦
鍋倉 GS一本負(裏投) SHARIR(イスラエル)
GSパリの決勝を争った相手との対戦は、お互い組際から技を出し合う展開となります。両者一歩も引かない展開が続く中、終盤に相手に掛け逃げの指導が与えられ、勝負はそのままGSに突入します。延長に入ってすぐ、鍋倉がよい組手となり、そこから足車に入ろうとしたところに裏投にを合わされ、ここで力尽きました。