5月25日からオーストリア・リンツにて開催されていますグランプリ・アッパーオーストリア大会最終日の結果を報告いたします。
+78kg級
高橋瑠璃:優勝
児玉ひかる:初戦敗退
1回戦
高橋◯一本勝(合技:崩袈裟固+崩上四方固) PAULUSOVA(チェコ)
開始早々の寝技のチャンスに上手く袈裟固に入ります。しかし10秒経過後に逃げられてしまいます。しかし引き続き、相手を立たせず、手を取りながら崩上四方固に固め、合技で初戦を突破しました。
2回戦
高橋◯GS一本勝(送襟絞) ZABIC(セルビア)
序盤、相手の逆の一本背負投を2度受けた高橋に指導が与えられます。その後高橋がペースを上げ、相手にも指導が与えられます。相手に疲れが見え始める中、勝負は延長に入ります。そのご、相手に掛け逃げの指導が与えられますが、潰れながらも技を出され、高橋にも指導が与えられます。その後、相手が潰れたところに送襟絞を極め、準々決勝進出を決めました。
児玉 GS優勢負(肩車) ◯STEVENSON(オランダ)
序盤から児玉が大内刈や内股で攻め込みます。しかし、その後お互い組み合わないとの指導を受けます。その後も激しい組み手争いの中、再度両者に組み合わないとの指導が与えられます。試合は児玉が変わらず、内股や大内刈であと一歩のところまで崩しますがポイントには至らず、勝負はGSに入ります。ここで相手の肩車に崩れてしまい、悔しい初戦敗退となりました。
準々決勝
高橋◯一本勝(合技:支釣込足+崩袈裟固) BULAVINA(ウクライナ)
相四つ長身の相手との対戦は、序盤、寝技のチャンスをあと一歩で逃します。その後も高橋が自分のペースで攻め込みます。しかしクロスグリップの相手の攻めに崩れたところに指導を受けます。そこから支釣込足で技ありを奪い、そのまま崩袈裟固で抑え込み、準決勝にコマを進めました。
準決勝
高橋◯優勢勝(体落) CERIC(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
お互い序盤から、組み際の技で攻め合います。中途半端な相手の攻撃にかけ逃げの指導が与えられます。その後、不用意に組み手を切った相手に2度目の指導が与えられます。お互い早い攻めの中、高橋が体落を押し込んで技ありを先取します。試合はそのまま高橋が相手に挽回のチャンスを与えず押し切って、決勝進出を果たしました。
決勝
高橋◯一本勝(崩上四方固) TAVANO(イタリア)
ドーハ世界選手権で前回大会覇者のDICKOを初戦で下したTAVANOとの対戦は、開始早々、体落で崩し、そのまま寝技のチャンスを逃さず崩上四方固で抑え込み、見事、シニアワールドツアー初出場、初優勝を飾りました。